クラミジアに気づいたら、
薬で撃退!
画面に向かってパンチしている女性

淋病とは違うの?「スーパー淋病」ってなに?

性病にはさまざまな種類がありますが、多くは菌によって引き起こされます。
代表的なもののひとつが淋病です。
淋菌が感染することで起こる性病です。
薬によって菌を死滅させることが治療方法であることから、抗生物質を服用する治療となります。
ただ、抗生物質を投与しても菌が耐性を示して生き残る淋病があり、それをスーパー淋病と呼びます。

スーパー淋病では症状は淋病と同じく、男性であれば尿道の炎症や膿の分泌、女性であればおりものの増加や性器の炎症があります。
従来の淋病であればセフトリアキソンを注射するなどの治療が行われ、一度注射することで血液中の薬の濃度を高めて一気に菌を死滅させることができました。
しかしながらスーパー淋病ではこれらの抗生物質に対して耐性を示していることから菌を死滅させることができずに、症状が改善しません。

淋菌はさまざまな抗生物質により治療が行われてきました。
ただ、抗生物質は定められた期間服用して、菌が残っていないことが確認できなければ完治したとは言えません。
抗生物質の服用を途中で中止すると生き残った菌が耐性を示すようになります。
それらの菌が性器や口腔を通して感染することで増殖することになります。
新薬がどんどん開発されていく中で正しい服用方法を守らなかったりすることなどの乱用が広がり、耐性を示す菌が現れたと言えます。

淋病であれば症状が起こることで感染していることに気付いて医療機関を受診することで回復することができますが、スーパー淋病では有効な治療方法がないことから感染力が強いことが特徴です。
症状は淋病と同じであってもどんどん増殖することから、同じ症状でも強い場合があり、進行も早くさまざまな影響を及ぼします。
最終的には敗血症の一種である膿毒症を起こすリスクもあります。
感染力も強いことが特徴なので性行為のときはリスクを最小限に抑えることが大事です。
また、不特定多数との性行為の持つリスクを知ることもポイントです。

スーパー淋病の治療方法や薬情報

性病自体は昔からあるものです。
少し前の江戸時代の終わりを舞台にしたテレビドラマでも性病に苦しむ女性たちが描かれていました。
その病気は違う種類の病気ですが、今流行っているのが淋病です。
淋病自体は珍しい病気ではありません。

治療方法や治療薬もあるのでしっかり治せる病気です。
しかし、厄介なことにスーパー淋病という、多剤耐性の淋菌による淋病が出現し始めており、問題となっております。
スーパー淋病になったら完治不能かと言えば、そうではありません。
ご安心ください。

治療に時間はかかりますが、大概の場合、適切な薬が見つかっています。
淋病の治療にはペニシリンがかつて使われていました。
しかし、このペニシリンに対する耐性を獲得した淋菌が出現すると、ペニシリンは使われなくなりました。
代わりに、テトラサイクリン系のお薬やニューキノロン系のお薬が使われるようになりました。

さらに、セファロスポリン系のお薬も登場しました。
ですが、これらのお薬に対しても耐性を獲得した淋菌が現れ、いたちごっこが続いています。

治療方法としては、スペクチノマイシンやセフトリアキソンの注射もしくは、アジスロマイシン2gが有効とされています。
注射については一撃必殺技のようなもので、一回の投与で大丈夫です。
しかし、咽頭感染についてはその限りではないので、感染状況を見極めないといけません。

また、スーパー淋病の淋菌は常に新しい薬剤耐性を身に付け進化しています。
すでに、これらのお薬が効かない事例も散見されているのが現状です。
そのため、治療については長期戦を前提として医師の指導のもとで決められた量のお薬を適切に服用することが最も重要であると言えます。